Tama, Fuchu · SHASHINYA SHOMEN
写真屋 正面
しょうめん
寸法は、こちらで決めていません。
決めているのは、撮り直しの回数だけです。
府中市多磨町、多磨駅から南へ四分の、証明写真だけの写真屋です。記念写真も、七五三も、出張撮影もしません。旅券は縦45×横35mm、免許証は30×24mm、履歴書は40×30mm ── 同じお顔でも寸法が四つあり、大きいほうから小さいほうを切り出すことはできません。枠の寸法と顔の高さが別々に決まっているので、縮めると顔も一緒に縮むからです。そして顔の高さを数字で決めているのは旅券だけで、ほかの三つは決めていません。履歴書にはそもそも決まりがありません。必ず通りますとは申し上げられません ── 審査はこの店の外にあります。そのかわり、その日のうちなら何回でも撮り直します。それがこの店が自分で決めている、たった一つのことです。
- このページに、当店が撮った写真は一枚もありません。いちばん上の一枚は借りものの撮影室で、当店ではありません ── 作例とは、お客さまのお顔のことです。
- 寸法はこちらで決めていません。旅券は縦45×横35mm、免許証は30×24mm。顔の高さを数字で決めているのは旅券だけで、ほかは決めていません。
- 必ず通るとは申し上げられません。審査はこの店の外にあります。そのかわり、その日のうちなら何回でも撮り直します。
- 府中運転免許試験場とは関係がありません。前にあるだけです。

Printed at 1:1 these are actual size
45 × 35 mm
30 × 24 mm
枠はミリメートルで描いてあります。このページを等倍で印刷すると実寸になりますが、画面では実寸になりません(画面のミリは96dpi換算です)。
寸法
The four sizes
同じお顔でも、寸法が四つあります。そして大きいほうから小さいほうを切り出すことはできません ── 枠の寸法と顔の高さが別々に決まっているので、45mmを30mmに縮めれば顔も一緒に縮んで、比率が合わなくなるからです。枠を切るのと顔を縮めるのは、別の操作です。
| Use | Size | Head height | Taken within | Who decides |
|---|---|---|---|---|
| 旅券(パスポート) | 45 × 35 mm | 34 ± 2 mm | 6か月以内 | 旅券法施行規則と外務省の写真規格 |
| マイナンバーカード | 45 × 35 mm | 数字で決められていません | 6か月以内 | 個人番号カードの交付申請の規格 |
| 運転免許証 | 30 × 24 mm | 数字で決められていません | 6か月以内 | 道路交通法施行規則 |
| 履歴書 | 40 × 30 mm | 数字で決められていません | 決まりがありません | 決めているものが存在しません |
表の右の二列を見比べてください。顔の高さを数字で決めているのは旅券だけです。免許証とマイナンバーカードは寸法だけを決めていて、履歴書は決まりそのものがありません。当店はここに数字を補いません ── 補えば、それは当店が決めた数になります。
旅券(パスポート)
四つのうち、顔の高さを数字で決めているのはここだけです。頭頂からあごまで34mm、上下に2mmの幅があります。32mmを下回っても36mmを超えても受け付けられません。カラーでも白黒でもかまいません ── これも規格が決めていることで、当店の好みではありません。
マイナンバーカード
仕上がりの寸法は旅券とまったく同じ縦45×横35mmです。ただし顔の高さは数字で示されておらず、図で示されます。ですから「旅券用と同じ寸法ですね」と言えても、「同じ写真ですね」とは言えません。
運転免許証
縦30×横24mm。無帽、正面、無背景、上三分身。顔の高さの数字はありません。ですから当店は自分で決めた比率で撮ります ── 軸が mm なのに、その mm が書かれていない用途です。
履歴書
縦40×横30mmが、ほぼ全国で使われています。ところがこの寸法を決めた決まりは、法令にもJISにも存在しません。慣習です。決まりが無いのに揃っているので、当店は「規定サイズ」とは書きません ── 規定がありませんから。
使い回せません
Not interchangeable
お手元の一枚と、お使いになりたい用途を選んでください。どの組み合わせでも「使えます」とは出ません ── 出ない理由が、組み合わせによって違います。
Can this one be reused
前に撮った写真を、別の用途に使い回せるかどうかをお調べします。
- 仕上がり
- 45 × 35 mm
- 顔の高さ
- 34 ± 2 mm
- 撮影から
- 6か月以内
Have
旅券(パスポート)
- 仕上がり
- 30 × 24 mm
- 顔の高さ
- 数字で決められていません
- 撮影から
- 6か月以内
Want
運転免許証
いいえ。寸法が違います
旅券(パスポート)は45 × 35 mm、運転免許証は30 × 24 mmです。小さいほうへ切ればよさそうに見えますが、枠を縮めると顔も一緒に縮みます。枠の寸法と顔の高さは別々に決まっているので、縮めた写真は比率が合いません。撮り直しになります。
必ず通りますか。
いいえ。申し上げられません。審査をするのは旅券の窓口や試験場で、この店ではありません。規格に合っていても、表情や照明で差し戻されることがあります。当店にできるのは、規格に合うように撮ることと、合わなかったときに撮り直すことだけです。
撮り直しは、その日のうちなら何回でも無料です。これは当店の負担の話で、通ることの保証ではありません。
撮りかた
How it is taken
撮りかたは、ほとんど全部が規格に書いてあります。下の十項目のうち、当店が決めたものは一つもありません。
- 01正面を向いていること。横顔も斜めも受け付けられません。
- 02無帽。宗教上・医療上の理由がある場合は別に扱われます。
- 03無背景。模様も、家具の輪郭も、影も写っていてはいけません。
- 04顔に影が落ちていないこと。顎の下と鼻の横に出やすいので、光は二方向から当てます。
- 05縁なし。白い枠を付けた写真は受け付けられません。
- 06目を開き、口を閉じていること。歯は見えません。
- 07髪が目や顔の輪郭を隠していないこと。
- 08眼鏡をかけるなら、レンズの反射とフレームが目にかかっていないこと。
- 09加工していないこと。肌の明るさも、目の大きさも、輪郭も直せません。
- 10撮影から6か月以内(履歴書を除く。履歴書には決まりがありません)。
ここまで決まっていると、撮る側に残っている自由は、椅子の高さと、まばたきの間だけです。
髪の毛が一本だけ顔に掛かっているとき、服に白いほこりが付いているときは、撮る前にお声をかけます。写ったあとで直すことはしません ── 加工していないこと、が規格です。
撮るのは機械ではなく人です。それでも、人が撮っているから良い写真になる、という話にはなりません。規格が決めているのは仕上がりのほうで、誰が押したかは条件に入っていません。
代金
What it costs
このページで、当店が自分で決めている数はここだけです。寸法も、顔の高さも、有効期間も、合否も、当店は決めていません。
| 旅券用(45×35mm) | 4枚 | 1,600円 |
| マイナンバーカード用(45×35mm) | 2枚 | 1,400円 |
| 運転免許証用(30×24mm) | 6枚 | 1,200円 |
| 履歴書用(40×30mm) | 4枚 | 1,600円 |
| データでお渡し(上のいずれかに追加) | ― | 600円 |
| 焼き増し(同じ寸法で) | 1枚 | 200円 |
撮り直しは、その日のうちなら何回でも無料です。回数を決めていません。決めると、決めた回数で足りなかったときに困るのはお客さまだからです。
データでお渡しする場合、寸法を変えずにそのままお渡しします。長辺や画素数の指定は承れません ── 指定が要るのは、たいてい申請先がそう決めているからで、当店が合わせるより、申請先の条件をそのままお持ちいただくほうが確かです。
現金とQRコード決済。カードは扱っていません。
この写真は誰のものか
Whose photograph
証明写真を撮ると、たいていの写真屋ではその写真の著作権が撮った側に残ります。代金を払っても移りません。だからお客さまは、自分の顔の写真を自由に使えないことがあります。
当店は、この写真の著作権を主張しません。
著作権法が守っているのは「思想又は感情を創作的に表現したもの」です。当店の写真は、正面、無帽、無背景、影なし、縁なし、寸法固定 ── そして旅券なら顔の高さまで固定されています。創作的に表現する余地が、規格によって消されています。残っている自由は、椅子の高さとまばたきの間だけです。
ただし「著作権は発生しません」とは書きません。発生するかしないかを決めるのは裁判所で、当店ではありません。当店が言えるのは、主張しない、ということだけです。
「放棄します」とも書きません。放棄と言うには、まず発生していることを認めなければなりません。認めてから手放すのと、はじめから主張しないのは、別のことです。
ですから、お渡ししたデータをどう使っていただいてもかまいません。申請に出すのでも、別の用途に使うのでも、ご家族に渡すのでも、当店は何も申しません。
これは当店が親切だからではありません。主張する中身が無いからです。工夫して撮った写真なら、同じことは言えません。
Four things this shop does not decide
- 寸法
- 法令と、申請先の規格
- 顔の高さ
- 旅券だけが数字で決めています。ほかは決めていません
- 通るかどうか
- 旅券の窓口、試験場、提出先
- 著作権があるかどうか
- 裁判所
写っていないもの
What is not in the frame
このページに、当店が撮った写真は一枚もありません。仕上がりの写真も、店内の写真も、店主の顔写真もありません。写真屋のページですが、置けるものがありません。
作例とは、お客さまのお顔のことです。当店に置ける作例は、撮られた方の顔の写真しかなく、それを看板に出すには承諾が要ります。承諾をいただいても、まだ置きません ── 規格どおりに撮った写真は、どの店で撮っても同じように写るので、見ていただく意味がないからです。
店の外観も、駅も、試験場も載せません。試験場の建物が写れば、公的な施設と何か関係があるように見えます。関係はありません。前にあるだけです。
証明写真機の写真も置きません。機械の絵を出すと、規格どおりだから著作権を主張しない、という話が、機械が撮っているからだという話に読み替わります。撮っているのは人です。それでも規格に潰されるので、主張しません。
いちばん上に一枚だけ、借りものの撮影室の写真を置きました。当店ではありませんし、写っている機材も当店のものではありません。置いたのは、そこに規格だけが写っていて、商品が写っていないからです ── 白い背景と、左右から当たる二つの光。どちらも規格が書いていることです。当店の商品は、その白い前に人が立った瞬間に生まれます。写せるのは、商品になる前までです。
肖像権を理由にしているのでもありません。肖像権という名前の法律はないので、それを根拠に「載せられません」と書くのは正確ではありません。載せないのは当店の判断です。
そのほかにページにあるのは、規格そのものです。枠はミリメートルで描いてあって、等倍で印刷すると実寸になります。写真屋のページに商品が一つも写っておらず、寸法だけがある ── 当店が扱っているのは、だいたいそれだけです。
法律のこと
What the law says
このページが守っている決まりを、一つずつ短く置いておきます。どれも当店が作ったものではありません。
旅券法施行規則と外務省の写真規格
寸法を決めているのは当店ではありません
旅券用の縦45×横35mm、顔の高さ34±2mm、撮影から6か月以内 ── どれも規格が決めています。当店は規格に合うように撮るだけで、数字に意見を持っていません。
審査権は申請先にあります
通るかどうかを決めるのも当店ではありません
審査は旅券の窓口や試験場がします。規格に合っていても、表情や照明で差し戻されることがあります。ですから「必ず通ります」とは申し上げられません ── 景品表示法に触れるからという以前に、当店に審査する権限がないからです。
道路交通法施行規則
免許証用は、寸法だけが決まっています
縦30×横24mm、6か月以内、無帽・正面・無背景。顔の高さの数字はありません。ですから当店は自分で決めた比率で撮ります。軸がミリメートルなのに、そのミリメートルが書かれていない用途です。
決まりが存在しません
履歴書には、決まりがありません
縦40×横30mmがほぼ全国で使われていますが、この寸法を定めた法令もJIS規格も存在しません。慣習です。ですから当店は「規定サイズ」とも「標準サイズ」とも書きません。
肖像権に条文はありません/個人情報保護法
お顔の写真を載せないのは、法律のためではありません
肖像権という名前の法律はありません。裁判の積み上がりでそう呼ばれているだけです。ですから当店は「肖像権により掲載できません」とは書きません ── 載せないのは当店の判断です。お撮りした写真は、お渡しした時点で控えを消します(顔写真は個人データです)。
できないこと
What we cannot do
断りではなく、できないことの説明です。できない理由がそれぞれ違うので、まとめずに並べてあります。
「必ず通ります」と申し上げること
審査はこの店の外にあります。できるのは、規格に合うように撮ることと、合わなかったときに撮り直すことだけです。撮り直しは当店の負担で、通ることの保証ではありません。
前に撮った写真を、別の用途に使い回すこと
寸法が四つあり、枠の寸法と顔の高さが別々に決まっています。小さいほうへ切ると顔も縮むので、比率が合いません。旅券用とマイナンバーカード用だけは寸法が同じですが、6か月以内という条件が撮った日で決まるので、やはり「使えます」とは申し上げられません。
修整
肌を明るくすること、目を大きくすること、輪郭を細くすること。どれもできません ── 加工していないこと、が規格です。撮る前に髪の毛やほこりをお知らせすることはしますが、写ったあとで直すことはしません。
作例をお見せすること
作例とは、お客さまのお顔のことです。お見せするには、写っている方の承諾が要ります。承諾をいただいてまで見ていただくものでもありません ── 規格どおりに撮った写真は、どの店で撮っても同じように写るからです。
証明写真以外の撮影
記念写真、七五三、成人式、出張撮影、商品の撮影。どれもしません。できないのではなく、しません。四つの寸法と、その四つが互いに使い回せないことだけを扱う店にしてあります。
撮った方から
From customers
試験場で並んでから、写真の寸法が違うと言われて戻ってきました。前に撮ったパスポート用を切って持って行ったのです。四種類あるとは思っていませんでした。
必ず通りますかと訊いたら、言えませんと言われました。そのかわり何回でも撮り直すと。三回撮って、三回目で通りました。言えませんと言う店のほうが安心でした。
データをもらうとき、著作権は主張しませんと言われて、意味が分かりませんでした。説明を聞いて、ほかの店で撮った写真は自由に使えていなかったのだと知りました。
ご案内
Visiting
ご予約は要りません。お越しいただいて、撮って、十分ほどでお渡しします。
Where
東京都府中市多磨町 2-14-3
西武多摩川線 多磨駅 東口から南へ徒歩4分(道路距離290m)。府中運転免許試験場の正門より手前、信号を渡らない側です。
When
8:30〜17:30(最終受付 17:00)
日曜・祝日定休(土曜は第一・第三のみ)
平日の朝を早く開けているのは、免許の更新の受付が午前にあるからです。土曜を第一と第三だけ開けているのは、旅券と履歴書のお客さまが平日に来られないからで、試験場の都合ではありません。
Who takes it
上野 佐一(うえの さいち)/店主(撮影はこの一人です)
前は製版の仕事をしていました。原稿を規格の寸法に合わせる側の仕事で、やっていることはいまもあまり変わりません。機械ではなく人が撮っていますが、撮りかたは規格が決めているので、腕の見せ場はほとんどありません。